龍泉洞は岩泉町のシンボル・宇霊羅山(ウレイラ=アイヌ語で「霧のかかる山」)の麓にあり、日本三大鍾乳洞の一つに数えられるとともに、国の天然記念物に指定されています。洞内は現在確認されただけでも3,600mに達し、その奥から湧き出る湧水が深い地底湖を形成しています。中でも第3地底湖は水深98m、第4地底湖は120mあり、世界でも有数の透明度を誇っています。
国指定天然記念物・日本三大鍾乳洞 龍泉洞
岩泉町の森に降り注いだ雨や雪は、やがて落ち葉の層で濾過され地下へ浸透します。さらに、岩盤や粘土層で滞留しながら少しずつ流れていきますが、この間に土壌中や岩盤中のミネラルが地下水に溶け込みます。特に龍泉洞一体は石灰岩地帯となっているため、カルシウムをはじめとする天然ミネラル分を含んだ湧水となって各地に湧き出しています。
先人から受け継いだ名水「龍泉洞の水」を守り、未来の子供たちへ伝えることは私たちの使命です。私たちは環境に配慮した企業活動を行うとともに、豊かな水源の森づくりのお手伝いや、地域の環境教育、食農教育にも積極的に取り組んでいます。
「森と水のシンフォニー環境基金」の取り組み
平成4年、『岩泉町ふるさとの森推進委員会』の調査により、岩泉町の森林年間酸素排出量は107万1,212トン(年間酸素呼吸量約400万人分)であり、岩泉町が酸素排出量一番の町であることがわかりました。これを受けて、岩泉町では平成4年5月25日、「酸素一番の町」を宣言しています。
ミネラルウォーターの性質を図る基準の一つに「硬度」があり、下記の計算式で算出されます。
日本のミネラルウォーターの大半は硬度の低い「軟水」で、ヨーロッパのミネラルウォーターは中硬水・硬水が主流です。「龍泉洞の水」は石灰岩層から湧き出すため、国内随一のカルシウム含有量を誇り、比較的硬度の高い軟水です。(phは8.0の弱アルカリ性です)
汲み上げられた原水は、3段階の濾過器を通り空気に触れることなくタンクに送られ、そのまま0.2ミクロンのセラミック膜フィルターで除菌濾過を行ないます。
※最新のセラミック技術から生まれた精密濾過機を使用し、非加熱処理をしているため天然ミネラルが損なわれません。
「名水百選」は、1985年に環境庁(当時)が水資源・水環境の保護の観点から、地域住民に親しまれ、保全活動が行われている名水を選びました。
龍泉洞地底湖の水は昔から「一口飲むと3年長生きする」と親しまれ、その水源を守る取り組みが伝えられてきました。
岩泉町にミネラルウォーター充填工場が落成し、販売を始めたのも1985年です。
「龍泉洞の水」は1999年から「モンドセレクション」3年連続金賞以上を受賞し、2001年に「世界最高品質賞」の栄冠に輝きました。また、2017年には「最高金賞」を受賞しています。
「龍泉洞の水」は、厳密な品質管理基準を守るだけでなく、水源の森作りや環境保全活動など、様々な取り組みを通して、国内はもとより世界中の消費者から高い評価をいただいています。
福島原子力発電所事故を受け、商品の安全性の確認と確保に細心の注意を払ってまいりますので、引き続きご安心してご愛顧賜りますようお願い申しあげます。
詳しくはこちらをご覧ください。
検体名 | 「龍泉洞の水」(ナチュラルミネラルウォーター) |
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検査機関 | 江東微生物研究所/食品分析センターつくば分室 |
最終検査日 | |
検査結果 | ヨウ素、セシウム「検出せず」 |